
最後の晩餐に出会うためのルートは幾つかありますが、私のお勧めは地下鉄のカドルナ駅からのルートです。
このカドルナ駅からサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に至る道は500年程前にはレオナルドも最後の晩餐を描くためにスフォルツァ城を出てサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会まで歩いたであろう道なのです。
実際に歩いてみると、スフォルツァ城からサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会までは案外近く、時間もそれほどかかりません。
レオナルドの場合、最後の晩餐が描かれていた食堂へは中庭を横切った最短ルートで訪れていたようですが、私たちは大きく回り込んで教会入り口の横から訪れることになります。
最近では完全な予約制になってしまい気軽に訪れることはできませんが、最後の晩餐が描かれている食堂跡に入れば思いの外大きな壁面に圧倒されるでしょう。
内部は天井も高く、かなり奥行きのある空間では人の声がよく反響し、厳かな気分を高めてくれます。
建物の内部は第二次世界大戦で破壊された部分が多く、壁面の装飾も半分は失われたままの白い壁はどこか殺風景で、レオナルドの最後の晩餐以外には反対側の磔刑図くらいしか見るものもないので、意外に早い時間で飽きてしまいます。
私が訪れた30年前は時間制限も人数制限もない時代でしたが、ここを訪れた人のほとんどすべてが10分以内にここを立ち去っていました。
現在の15分という時間制限は意外と的を得た時間配分なのかもしれません。

最後の晩餐見学ガイド 日本語のサイトで非常に詳しく解説されています。
https://amazing-trip.xyz/t-blog/vinciano-reserve/vinciano-seeing/